About当院について

令和4年度 甲賀病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 10 27 27 85 228 313 865 1239 664

退院した患者の総数を、入院時の年齢により10歳ごとの区分で集計しました。
80歳代が最も多く、70歳以上の患者が約80.1%なっています。
内閣府の令和4年版高齢化社会白書(全体版)の地域別に見た高齢化では静岡県の高齢化率(65歳以上)は30.8%でした。
そのため、当院もご高齢の患者さんが増えていると思われます。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

◆消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 79 2.06 2.64 1.27 66.33
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 75 32.73 21.11 9.33 *84.72
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 25 33.20 13.61 0.00 *81.00
100380xxxxxxxx 体液量減少症 23 27.91 11.15 8.70 *83.91
060060xx99030x 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 20 3.00 6.11 0.00 58.70

当院では、安心してポリープ切除術を受けていただけるように、1泊入院をお勧めしているため最も多い症例となっています。
他疾病を併存している高齢者が多く、2番目は誤嚥性肺炎、3番目は急性腎盂腎炎、4番目は脱水症です。5番目は胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍(がん)に対する化学療法です。
当院は、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会の指導医を擁し、上記3学会より認定を受けている病院です(日本消化器病学会認定施設、日本消化器内視鏡学会指導施設、日本肝臓学会認定施設)。
常勤医師4名は、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会の専門医資格を有し、うち1名は日本消化器病学会・日本肝臓学会、3名は日本消化器内視鏡学会の指導医資格を有しています。内視鏡センターでは、非常勤医師4名全員も日本消化器内視鏡学会の専門医資格を有しています。

◆循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 112 14.45 4.65 0.00 *72.26
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 60 6.25 4.26 1.67 *73.32
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 43 34.93 17.54 2.33 *85.00
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 30 24.77 9.89 0.00 *80.50
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 26 8.85 3.04 0.00 *75.31

当院では、不整脈(心房細動)に対するアブレーション治療が最も多くなっています。
2番目は狭心症に対するカテーテル治療で、5番目にカテーテル検査となっています。カテーテル検査・治療のみの場合、通常の入院期間は3-4日間です。
3番目は心不全で、4番目は不整脈(徐脈)のペースメーカー移植術です。
高齢者が多いことから様々な疾患の合併が多く、他科とも協力し治療にあたっています。
また、急性心筋梗塞等の救急患者の受け入れも行っており、緊急カテーテル治療やペースメーカー治療等も積極的に行っています。

◆整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
160690xx02xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 経皮的椎体形成術 91 29.29 18.93 0.00 *79.25
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 73 64.38 26.42 2.74 *84.52
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 70 41.60 20.09 2.86 *83.17
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 24 44.67 22.44 0.00 76.83
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 23 52.91 19.98 0.00 *87.00

当院では、腰椎椎体骨折に対する経皮的椎体骨折(BKP)が最も多く、2番目は大腿部・股関節部骨折に対して人工骨頭を挿入する手術を行っています。3番目は胸椎・腰椎圧迫骨折等の保存的治療、4番目は変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術です。5番目は骨盤骨折に対する保存的治療です。
当院の特色として、手術後安心してご自宅に戻れるように、回復期病棟でリハビリテーションを実施しているため入院期間はリハビリ期間も含めた日数となっています。

◆外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 53 17.11 6.93 5.66 *69.23
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 47 5.40 4.59 0.00 *68.13
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 21 13.14 10.06 0.00 72.29
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 15 5.00 5.32 0.00 45.53
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 14 57.43 21.11 7.14 *86.29

緊急手術や悪性疾患に対する外科治療を行っています。令和4年度で最も多かった疾患は胆石を伴う胆嚢炎に対する腹腔鏡下による手術でした。
2番目は鼠径ヘルニアに対する手術です。3番目は肺癌で低侵襲な胸腔鏡下手術のため、通常の入院期間は10-14日間と短くなっています。
4番目は急性虫垂炎で救急からの緊急手術にも対応しています。腹腔鏡下手術で行い、入院期間も5日間となっています。
5番目は誤嚥性肺炎です。高齢者が多いため、他科と協力をして治療を行っています。

◆脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 27 31.52 21.11 7.41 *84.96
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 20 52.20 19.58 15.00 *73.30
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 15.56 10.14 0.00 *82.13
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 14 30.71 13.61 0.00 *77.43
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 14 66.86 16.01 0.00 *76.00

1番目は誤嚥性肺炎です。脳梗塞後遺症や認知症等で嚥下障害が原因で起こす肺炎です。
2番目は慢性硬膜下血腫(外傷性を除く)です。3番目は頭部外傷に対する手術です。
4番目は脳梗塞、5番目は尿路感染症です。
当院の常勤医4名全員が血管内治療の専門医です。また、病院救急車も配置しており救命救急・緊急手術にも対応しています。

◆内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 26 49.77 21.11 3.85 *85.27
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 18 32.89 13.61 0.00 *86.28
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 10 38.20 17.54 0.00 *83.20
01021xxxxx0xxx 認知症 手術・処置等1 なし 10 17.80 17.18 0.00 *86.50
0400801499x011 肺炎等 15歳未満または市中肺炎等 75歳以上 手術なし 処置2なし 胸水、胸膜の疾患(その他)等 A-DROP スコア1 - - 42.17 0.00 *87.33

高齢者に多い疾患の誤嚥性肺炎、尿路感染症、心不全、認知症、肺炎の順番になっています。
4番目は、認知症による食思不振のための精査目的の入院です。

◆血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
050180xx99xx0x 静脈・リンパ管疾患 手術なし 定義副傷病 なし 16 13.25 14.17 0.00 *73.38
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 15 24.67 13.50 0.00 *79.20
080250xx9701xx 褥瘡潰瘍 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 あり 15 89.60 45.92 6.67 *87.00
100100xx99x0xx 糖尿病足病変 手術なし 手術・処置等2 なし - - 21.82 - -
070520xx99xxxx リンパ節、リンパ管の疾患 手術なし - - 8.52 - -

動脈硬化や糖尿病、下肢静脈瘤、下腿浮腫による皮膚潰瘍患者が多く、感染症の合併がみられることから下肢蜂巣炎の入院患者が多くなります。
当院では、局所陰圧閉鎖療法等で難治性潰瘍の治療を行っています。

◆泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 16 16.81 13.61 0.00 *78.81
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病 なし 10 12.50 7.20 0.00 *70.10
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - - 11.77 - -
11012xxx99xxxx 上部尿路疾患 手術なし - - 7.93 - -
11013xxx99xxxx 下部尿路疾患 手術なし - - 9.46 - -

排尿/畜尿障害、尿路感染症といった一般泌尿器疾患に対する診療を行っています。
そして、排尿ケアチームにて排尿自立支援を実施しています。
また、治療上、手術が勧められる場合にはそれぞれの疾患に適した高次病院へ紹介しています。

◆眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 102 2.00 2.63 0.00 *78.00
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -

閉塞性動脈硬化症では、壊疽や潰瘍を伴う重症虚血肢の患者が多く、感染の合併がみられることから、下肢蜂巣炎の入院患者が多くなります。
そのことから、上位5位は、蜂巣炎、褥瘡潰瘍、閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤、糖尿病等による下肢潰瘍となっています。

◆腫瘍内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 15 20.40 21.11 0.00 *83.47
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 11 19.09 13.61 0.00 *82.64
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - 11.15 - -
060040xx99x6xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり - - 4.38 - -
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし - - 8.60 - -

腫瘍内科では、血液がん以外の固形がん全てを対象疾患としています。(肺がん・消化器がん・乳がん・頭頚部がん・泌尿器がん・原発不明がん・肉腫など)
当院のみでは対応が困難な科目や放射線治療科との連携が必要ながん種においては、他の医療機関と連携をとって対応しています。
外来化学療法のほか、遺伝カウンセリング外来も行っています。
そして、入院では、がん患者以外の誤嚥性肺炎や尿路感染症等の治療も行っています。

◆血液内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
130050xx97x0xx 骨髄増殖性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 14 5.00 14.02 0.00 86.21
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし - - 21.11 - -
100380xxxxxxxx 体液量減少症 - - 11.15 - -
130060xx97x00x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 15.42 - -
130030xx97x60x 非ホジキンリンパ腫 手術あり ベルケイド等 副傷病なし - - 30.51 - -

1番目は骨髄増殖性腫瘍です。非ホジキンリンパ腫、骨髄異形成症候群ほか血液疾患全般について治療を行っています。
当院はJSPFAD実施医療機関であり、ヒトT細胞白血病ウイルス-1型(HTLV-1)専門外来を行っています。
また、入院では、誤嚥性肺炎、脱水症等の内科疾患の治療も行っています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 12 - - 29 - - 1 8
大腸癌 11 12 10 28 - 30 1 8
乳癌 - - - 1 8
肺癌 12 - 15 12 - - 1 8
肝癌 - - - - - 1 8

※1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

当院は、消化器、呼吸器、血液等のがんに対する専門医による手術や腫瘍内科専門医による抗がん剤治療を行っています。
高齢者のがん発見が遅く、ステージ4の患者が多くなっています。当院でも早期発見、早期治療を働きかけていきたいと考えています。
【初発の5大癌のUICC病期分類ならびに再発患者数の説明】
5大癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)が集計の対象となります。
「初発」⇒自施設において当該腫瘍の診断、診断と初回治療、初回治療を実施した場合です。
(他施設での治療経過後も含みます。)
「再発」⇒自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や治療がん寛解後に、局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合です。
uicc病期分類⇒がんがどのくらい進行しているかを表しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 12 19.83 50.75
中等症 60 33.80 *84.02
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

日本呼吸器学会による「成人市中肺炎ガイドライン」の重症度分類を用いた統計です。
成人市中肺炎とは、20歳以上の在宅で普通に社会生活を送っている人が発症する肺炎です。
軽症患者の平均年齢50.8才に対して、中等症患者の平均年齢は84.0才となっています。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 73 66.14 *79.63 3.06
その他 25 94.12 *78.24 0.00

当院は、リハビリテーションが充実しているため、急性期治療後回復期病棟にてリハビリを実施し在宅復帰を目指しています。
近年では、VRによる神楽という機器を導入し、早期回復に努めています。
また、他院からのリハビリ目的の転院患者を多く受け入れていることから平均在院日数も長めになっています。
そのため、発症後4日以降の患者が多く、平均在院日数も長めになっています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

◆整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K142-4 経皮的椎体形成術 108 4.91 31.01 0.93 *80.28
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 53 4.47 60.66 3.77 *84.43
K0821 人工関節置換術(膝) 等 39 1.90 41.95 0.00 76.87
K0811 人工骨頭挿入術(股) 等 36 9.19 74.47 8.33 *80.92
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 22 7.68 36.95 0.00 74.86

1.脊椎圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術(BKP:Ballon Kyphoplasty)を最も多く施行しています。
経皮的椎体骨折術とは、これまでの脊椎圧迫骨折でコルセットで固定する等の対症療法ではなく、全身麻酔下で患部にバルーンで膨らませて、圧壊した箇所を整復しセメントを注入し、固定する治療方法です。
2.大腿骨の骨折等で観血的に開いて、直接整復とワイヤー、ねじ、プレート等で内固定する一般的な治療法です。
3.変形性膝関節症や関節リウマチ等で傷んでしまった関節を人工関節に置き換える手術です。
4.大腿骨骨折等で大腿骨頭が壊れてしまっている場合に、金属の骨頭に入れ替える手術です。
5.脊椎の変形等に対して、プレート、ねじ等で内固定する治療法です。

◆循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 84 5.77 9.11 0.00 *74.13
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 39 1.59 2.74 0.00 *72.44
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 36 6.39 11.50 2.78 *68.64
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 25 8.40 25.28 0.00 *81.88
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 17 0.00 23.65 0.00 *76.82

1.及び3.心房細動に対して、カテーテルという細い管を用いて原因となっている部分を焼き切るカテーテルアブレーションという治療法です。
2.心臓の冠動脈が閉塞又は狭窄した時(狭心症)に、大腿部や手首の動脈からカテーテルという細い管を用いてステントを入れて広げる治療法です。
4.房室ブロックや洞不全症候群、徐脈性心房細動に対して、ペースメーカーを移植して正常な心臓の動きに戻す治療法です。
5.心臓の冠動脈が完全に閉塞した時(心筋梗塞:心筋が壊疽する)に、大腿部や手首の動脈からカテーテルという細い管を用いてステントを入れて広げる治療法です。

◆外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 62 3.87 17.40 4.84 *71.58
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 35 1.23 3.31 0.00 *66.11
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 15 0.27 3.73 0.00 45.53
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 12 5.08 19.25 0.00 *75.75
K6335 鼠径ヘルニア手術 12 0.67 3.33 0.00 74.00

1.胆石性胆嚢炎に対する低侵襲的な手術であるため、入院期間も通常は約4~7日間で退院できます。
2及び5鼠径ヘルニアに対する手術です。壮年期以降に多い疾患と言われています。
3.急性虫垂炎に対する低侵襲的な手術であるため、入院期間も通常は約4日間で退院できます。
4.低侵襲的な胸腔鏡下手術であるため、通常の入院期間は10-14日で退院できます。(リハビリも実施)

◆消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 78 0.33 2.56 0.00 *67.01
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 30 6.00 36.63 26.67 *79.70
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 16 0.06 4.69 6.25 *67.75
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 14 3.50 24.29 0.00 *77.64
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 14 1.86 20.21 0.00 *84.07

1及び3.特定健診等で便潜血がみられた場合に内視鏡的検査を行います。その際に事前に同意をいただいた上で、ポリープがあれば切除をしています。ポリープは後に悪性化することもありますので、見つかった時には切除をお勧めしています。
2.脳梗塞後遺症等で経口摂取ができなくなった時に、胃瘻を造設する場合があります。
4及び5.総胆管結石症や悪性疾患等による胆管閉塞又は狭窄した時に、内視鏡的に行う手術です。

◆眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 101 0.00 1.00 0.00 *77.90
K279 硝子体切除術 - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -

1.白内障の手術を1泊入院で行っています。
2.網膜硝子体を治す手術です。

◆泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 15 3.20 23.67 0.00 *73.87
K805 膀胱瘻造設術 - - - - -
K783-3 経尿道的尿管ステント抜去術 - - - - -
K805 膀胱瘻造設術 - - - - -

1.腎盂から尿管にかけて尿の排泄を確保するために管を入れる手術です。
2.人工的にお腹から膀胱に穴をあけて、カテーテルを入れて尿を排出する手術です。
3.1のステントを抜去する手術です。
4.尿道結石を摘出する手術です。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

敗血症とは、感染症により重篤な臓器障害が引き起こされた状態のことであり、当院においても、日本版敗血症診療ガイドラインの基準を満たしている場合には、最も医療資源を投入した傷病名として選択しています。

令和3年度病院指標はこちら。

◎更新履歴(令和5年9月22日)