私たちは、ひとりひとりの健康と尊厳を守る、地域のための病院(コミュニティーホスピタル)をめざします。

Subject診療科目

呼吸器外科 Respiratory surgery

診療時間

診療時間
呼吸器外科 9:00~10:30
(予約制)

有村 ※12/23 休診

有村 有村

有村

13:30~16:00
(予約制)

担当医

診療科案内

呼吸器疾患の外科治療が甲状腺疾患の診療を行っています。外来は週5日、呼吸器疾患の精査や手術後の経過観察・補助化学療法といった診療を行っています。当院、他院を問わず、胸部レントゲン検査異常の精査も行っています。甲状腺疾患の精査や外科的切除・術後観察も可能です。

呼吸器領域の手術は鏡視下手術(胸腔鏡:VATS)が大半を占めています。従来。高齢や肺気腫、循環器疾患等で手術適応外となって患者さんも、循環器内科やリハビリ科等のバックアップを受けながら、手術を行うことが可能になっています。胸腔鏡手術は低侵襲な手術手技であり、基礎疾患がない場合は、手術当日に離床訓練と飲水を開始します。ご本人の希望次第では、手術後約3日で自宅退院が可能です。

呼吸器領域の腫瘍性疾患(主に肺がん)は非常に予後不良な疾患で、早期発見・早期治療が重要です。検診の胸部レントゲン写真では見つからないような非常に淡い影(すりガラス陰影)や極めて小さい肺がんを早期に発見するために、積極的な胸部CTでの精密検査が必要です。肺がんを早期に発見することで、一人でも多くの方が肺がんから根治できるように取り組んでいます。

主な対象疾患・術式

【呼吸器外科】
肺癌・肺腫瘍:胸腔鏡下肺悪性腫瘍切除術(肺葉切除、区域切除、部分切除)
開胸肺切除術
心膜や横隔膜、胸壁・肋骨合併切除を含む肺切除術
人工血管再建、気管再建を含む肺切除術
気胸    :胸腔鏡下肺部分切除術
縦隔腫瘍  :胸腔鏡下縦隔腫瘍切除術
胸腺腫(重症筋無力症合併):拡大胸腺摘除術
胸壁腫瘍  :胸壁腫瘍切除・胸壁再建術
感染性肺疾患(膿胸など) :胸腔鏡下ドレナージ
その他   :心嚢ドレナージ、心膜開窓術、胸膜癒着術、胸腔・腹腔シャント
【甲状腺外科】
甲状腺腫瘍    :甲状腺全摘・葉切除・部分切除
副甲状腺機能亢進症:副甲状腺摘徐

手術実績

手術術式 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
開胸・肺葉切除術(肺癌・肺腫瘍) 3 3 4 2 1
胸腔鏡下・肺切除術(肺癌・肺腫瘍) 13 19 13 23 24
     肺葉切除術 (7) (6) (8) (12) (7)
     区域切除術 (0) (7) (2) (6) (7)
     部分切除術 (6) (6) (3) (5) (10)
胸腔鏡下・肺切除術(気胸) 6 5 7 5 7
胸腔鏡下・縦隔腫瘍切除術(縦隔腫瘍) 2 1 1 0 2
胸腔鏡下・肺剥皮術(膿胸) 1 3 3 2 4
胸腔鏡下・試験開胸術・胸膜生検・その他 0 0 1 3 3
その他 2 1 1 0 3
甲状腺手術 1 1 1 0 0
総計 28 33 31 35 44