院長挨拶

新年のご挨拶

 この度の能登半島地震において被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 昨年は新型コロナウイルスが5類感染症に移行され、長く続いた混乱が終息するものと期待されましたが、社会機能の回復は遅れており、経済にも大きな影響を及ぼしています。加えてウクライナ、ガザ地区での長引く戦闘や円安ドル高による物価高騰は社会に暗い影を落とし続けています。これらを背景として、医療・介護事業の経営環境も大変厳しい状況となっておりますが、当法人は、KOGAクリニックを新たに開設する等、挑戦を続けてまいりました。今年度は、ロボット手術の導入、放射線治療を開始、病病連携の更なる強化を予定しておりますが、当法人の堅調な成長は、平素よりの皆様のご支援ご厚情のおかげであり、この場をお借りして御礼申し上げます。

 私事ではございますが、昨年、全日本病院協会常任理事や焼津市医師会理事に就任し、医療全体を俯瞰し、その発展に寄与する活動に参加させていただく機会を得ました。少子高齢化が進む中、永続的に質の高い医療・介護サービスを提供していくことは、全医療人の使命でございます。そのためのDXの推進は待ったなしの状況であり、自院のみならず、医療業界への浸透を進めるべく尽力してまいります。

 今年も安心できる医療・介護環境の実現に向け、共に協力し、成長し合える年でありますことを祈念し、ご挨拶とさせていただきます。

社会医療法人 駿甲会 コミュニティーホスピタル 甲賀病院
院長 甲賀 啓介