About当院について

令和5年度 甲賀病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢区分 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 11 26 55 127 229 407 880 1383 730

退院した患者の総数を、入院時の年齢により10歳ごとの区分で集計しました。
80歳代が最も多く、70歳以上の患者が約77.8%となっています。
内閣府の令和5年版高齢化社会白書(全体版)の地域別に見た高齢化では静岡県の高齢化率(65才以上)は30.7%でした。
そのため、当院もご高齢の患者さんが増えていると思われます。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

◆消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 121 27.22 20.60 10.74 87.12
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 92 2.37 2.61 0.00 67.32
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 60 21.62 13.52 3.33 80.97
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 30 25.13 8.75 0.00 81.90
100380xxxxxxxx 体液量減少症 28 22.25 10.60 10.71 86.39

安心してポリープ切除術を受けていただけるように、1泊入院をお勧めしているため多い症例となっています。
他疾病を併存している高齢者が多く、1番目は誤嚥性肺炎、3番目は尿路感染症、4番目は胆管(肝内外)結石、胆管炎です。5番目は脱水症です。

◆循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 82 10.33 4.57 0.00 71.85
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 45 41.76 17.38 2.22 85.07
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 39 10.44 4.26 0.00 74.51
050130xx97000x 心不全 その他の手術あり 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 31 63.58 21.90 0.00 85.90
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 29 39.79 9.77 0.00 84.59

不整脈(心房細動)に対するアブレーション治療が最も多くなっています。
2番目、4番目は心不全で、3番目は狭心症です。5番目は不整脈(徐脈)のペースメーカー移植術です。
高齢者が多いことから様々な疾患の合併が多く、他科とも協力し治療にあたっています。
また、急性心筋梗塞等の救急患者の受け入れも行っており、緊急カテーテル治療やペースメーカー治療等も積極的に行っています。

◆整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 86 46.93 19.34 2.33 83.91
160690xx02xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 経皮的椎体形成術 84 28.18 19.32 2.38 81.35
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 52 64.62 25.50 7.69 82.35
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 25 41.84 19.27 8.00 81.32
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 23 49.26 21.96 0.00 74.39

胸椎・腰椎圧迫骨折等の保存的治療が最も多く、2番目は腰椎椎体骨折に対する経皮的椎体形成術(BKP)、3番目は大腿部・股関節部骨折に対して人工骨頭を挿入する手術、4番目は骨盤骨折に対する保存的治療、5番目は変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術となっております。
当院の特色として、手術後安心してご自宅に戻れるように、回復期病棟でリハビリテーションを実施しているため入院期間はリハビリ期間も含めた日数となっています。

◆外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 47 7.55 4.55 0.00 69.13
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 25 17.52 6.87 0.00 68.00
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 8.42 9.89 0.00 70.96
160800xx99xxx1 股関節・大腿近位の骨折 手術なし 他の病院・診療所の病棟からの転院 14 49.29 21.41 7.14 78.29
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 11 15.82 15.12 18.18 71.73

緊急手術や悪性疾患に対する外科治療を行っています。最も多い疾患は鼠径ヘルニアに対する手術でした。
2番目は胆嚢炎に対する腹腔鏡下による手術、3番目は肺癌に対する手術でした。
4番目は大腿部・股関節部骨折の保存的治療、5番目が結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍を切除する手術でした。

◆脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 20 11.70 4.73 5.00 76.30
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 15 40.87 19.09 0.00 73.40
010060x0990211 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 1あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 14 30.14 18.21 7.14 80.21
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 14 20.36 8.38 7.14 79.07
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 13 43.46 15.57 0.00 78.77

1番目は前庭機能障害(めまい)です。
2番目は慢性硬膜下血腫(外傷性を除く)です。3番目、5番目は脳梗塞です。
4番目は頭部外傷となっています。
病院救急車も配置しており救命救急・緊急手術にも対応しています。

◆内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 42 33.36 20.60 4.76 86.79
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 18 32.89 13.52 0.00 88.22
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 13 33.46 17.38 0.00 84.62
01021xxxxx0xxx 認知症 手術・処置等1 なし 11 9.18 16.84 0.00 92.55
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 12.88 - -

高齢者に多い疾患の誤嚥性肺炎、尿路感染症、心不全、認知症、膿皮症の順番になっています。

◆血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 29 20.00 12.88 0.00 81.93
050180xx99xx0x 静脈・リンパ管疾患 手術なし 定義副傷病 なし 17 12.59 14.29 0.00 81.29
080250xx9701xx 褥瘡潰瘍 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 あり 17 79.00 44.64 23.53 83.94
100100xx97x1xx 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2 あり 16 62.50 47.07 6.25 84.44
050170xx99001x 閉塞性動脈疾患 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり 15 26.93 20.13 0.00 87.53

動脈硬化や糖尿病、下肢静脈瘤、下腿浮腫による皮膚潰瘍患者が多く、感染症の合併がみられることから下肢蜂巣炎の入院患者が多くなります。
当院では、局所陰圧閉鎖療法等で難治性潰瘍の治療を行っています。

◆泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 29 17.55 13.52 0.00 78.79
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし 12 29.08 20.03 0.00 80.75
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病 なし - - 7.08 - -
180010x0xxx2xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 2あり - - 31.28 - -
11013xxx99xxxx 下部尿路疾患 手術なし - - 9.55 - -

排尿/畜尿障害、尿路感染症といった一般泌尿器疾患に対する診療を行っています。
そして、排尿ケアチームにおいて排尿自立支援を実施しています。

◆眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 152 2.03 2.54 0.00 78.14
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり 片眼 - - 4.88 - -
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし - - 2.46 - -

主に高齢者および全身に合併症のある方に対し、入院による白内障手術(人工水晶体再建術)を行っています。

◆腫瘍内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
060060xx99030x 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 27 2.89 5.37 0.00 59.44
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 13 24.38 20.60 7.69 84.77
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - - 13.59 - -
06007xxx9900xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - - 11.07 - -
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - 13.52 - -

腫瘍内科では、血液がん以外の固形がん全てを対象疾患としています。(肺がん・消化器がん・乳がん・頭頚部がん・泌尿器がん・原発不明がん・肉腫など)
当院のみでは対応が困難な科目や放射線治療科との連携が必要ながんにおいては、他の医療機関と連携をとって対応しています。
外来化学療法のほか、遺伝カウンセリング外来も行っています。
入院では、がん患者以外の誤嚥性肺炎や尿路感染症等の治療も行っています。

◆神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 38.62 18.24 0.00 80.08
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし - - 20.60 - -
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 19.09 - -
010110xxxxx0xx 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等2 なし - - 11.22 - -
010069xx99000x 脳卒中の続発症 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 10.61 - -

神経内科において、最も多かった疾患はパーキンソン病でした。

◆形成外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数(自院)
平均
在院日数(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 17 18.76 12.88 0.00 70.06
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし - - 7.22 - -
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし - - 3.93 - -
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1 なし - - 4.28 - -
080250xx9701xx 褥瘡潰瘍 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 あり - - 44.64 - -

形成外科において、最も多かった疾患は膿皮症でした。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 14 - 10 - 1 8
大腸癌 16 - 14 17 - 17 1 8
乳癌 - - 1 8
肺癌 17 - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - 1 8

※1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

当院は、消化器、呼吸器、血液等のがんに対する専門医による手術や腫瘍内科専門医による抗がん剤治療を行っています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 22 10.00 56.68
中等症 90 18.59 81.76
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

日本呼吸器学会による「成人市中肺炎ガイドライン」の重症度分類を用いた統計です。
成人市中肺炎とは、20歳以上の在宅で普通に社会生活を送っている人が発症する肺炎です。
軽症患者の平均年齢56.7才に対して、中等症患者の平均年齢は81.8才となっています。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 92 52.70 79.67 6.15
その他 38 61.42 78.95 1.54

当院は、リハビリテーションが充実しているため、急性期治療後回復期病棟にてリハビリを実施し在宅復帰を目指しています。
近年では、VRによる神楽という機器を導入し、早期回復に努めています。
また、他院からのリハビリ目的の転院患者を多く受け入れていることから平均在院日数も長めになっています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

◆整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K142-4 経皮的椎体形成術 98 5.36 26.04 2.04 81.79
K0821 人工関節置換術(膝) 等 39 6.64 44.90 5.13 75.90
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 36 3.92 66.22 5.56 81.53
K0811 人工骨頭挿入術(股) 36 6.64 61.61 5.56 83.58
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 12 3.42 14.17 0.00 70.42

1.脊椎圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術(BKP:Ballon Kyphoplasty)を最も多く施行しています。
経皮的椎体骨折術とは、これまでの脊椎圧迫骨折でコルセットで固定する等の対症療法ではなく、全身麻酔下で患部にバルーンで膨らませて、圧壊した箇所を整復しセメントを注入し、固定する治療方法です。
2.変形性膝関節症や関節リウマチ等で傷んでしまった関節を人工関節に置き換える手術です。
3.大腿骨の骨折等で観血的に開いて、直接整復とワイヤー、ねじ、プレート等で内固定する一般的な治療法です。
4.大腿骨骨折等で大腿骨頭が壊れてしまっている場合に、金属の骨頭に入れ替える手術です。
5.前腕の骨折等で観血的に開いて、直接整復とワイヤー、ねじ、プレート等で内固定する一般的な治療法です。

◆循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 74 8.36 16.57 1.35 76.84
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 32 6.56 29.47 0.00 85.44
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 31 4.52 6.35 0.00 68.13
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 29 5.52 12.34 0.00 77.28
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 18 5.17 8.67 0.00 76.67

1.及び3.心房細動に対して、カテーテルという細い管を用いて原因となっている部分を焼き切るカテーテルアブレーションという治療法です。
2.房室ブロックや洞不全症候群、徐脈性心房細動に対して、ペースメーカーを移植して正常な心臓の動きに戻す治療法です。
4.心臓の冠動脈が閉塞又は狭窄した時(狭心症)に、大腿部や手首の動脈からカテーテルという細い管を用いてステントを入れて広げる治療法です。
5.四肢の血管を拡張あるいは血栓を除去する治療法です。

◆外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 38 0.97 2.26 0.00 67.95
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 32 7.91 19.56 3.13 69.62
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 14 3.86 19.43 14.29 74.00
K6335 鼠径ヘルニア手術 13 6.54 8.62 0.00 71.15
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) - - - - -

1及び4.鼠径ヘルニアに対する手術です。壮年期以降に多い疾患と言われています。
2.胆石性胆嚢炎に対する低侵襲的な手術であるため、入院期間も通常は約4~7日間で退院できます。
3及び5.低侵襲的な腹腔鏡・胸腔鏡下手術です。

◆消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 83 0.66 2.42 1.20 69.59
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 28 0.29 1.04 0.00 65.00
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 24 16.75 21.46 16.67 81.12
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 22 8.91 28.68 4.55 85.05
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 13 1.31 11.46 0.00 79.69

1及び2.健診等で便潜血がみられた場合などに内視鏡的検査を行います。その際に事前に同意をいただいた上で、ポリープがあれば切除をしています。ポリープは後に悪性化することもありますので、見つかった時には切除をお勧めしています。
3.脳梗塞後遺症等で経口摂取ができなくなった時に、胃瘻を造設する場合があります。
4及び5.総胆管結石症や悪性疾患等による胆管閉塞又は狭窄した時に、内視鏡的に行う手術です。

◆眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 151 0.03 1.00 0.00 78.07
K279 硝子体切除術 - - - - -

1.白内障の手術を1泊入院で行っています。
2.網膜硝子体を治す手術です。

◆脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 11 6.00 28.82 18.18 83.36
K178-4 経皮的脳血栓回収術 - - - - -
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) - - - - -

1.硬膜下血腫の洗浄または除去をする治療法です。

◆泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用
パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 15 1.53 15.53 6.67 73.93
K783-3 経尿道的尿管ステント抜去術 - - - - -

1.腎盂から尿管にかけて尿の排泄を確保するために管を入れる手術です。
2.1のステントを抜去する手術です。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 25 0.65
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

敗血症とは、感染症により重篤な臓器障害が引き起こされた状態のことであり、当院においても、日本版敗血症診療ガイドラインの基準を満たしている場合には、最も医療資源を投入した傷病名として選択しています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した
患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
351 307 87.46

肺血栓塞栓症は、大きな手術後にベッド上で安静を長くしている場合に発症されやすいとされています。当院では、安全に手術が受けられるように、中リスク以上の手術において、弾性ストッキングやフットポンプなどを利用したり、血液凝固を抑える薬剤を使用するなどの予防対策を講じております。その実施率は87.46%となっております。

血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
944 856 90.68

血液培養は1セットのみで行う場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セットで行うことが診療ガイドラインにより推奨されています。このことから当院では基本的に血液培養は2セット行うこととしており、実施率は90%を超えております。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
752 660 87.77

感染症治療において広域スペクトル抗菌薬を漫然と使用し続けると耐性菌が増え、治療の選択幅が少なくなります。当院では広域の抗菌薬を使用する際には、事前に培養検査を行っており、原因菌が判明後は標準的治療として狭域の抗菌薬へ変更を行うことで確実な効果が得られるとともに、耐性菌の出現を抑えるよう努めております。

令和4年度病院指標はこちら。

◎更新履歴(令和6年9月24日)