放射線科Radiology
放射線科
「患者さんにとってやさしい放射線科」をモットーに患者さん本意の検査を進めております!
皆さんが知っている放射線科は、胸部のレントゲン検査や骨のレントゲン検査を最初に想像すると思います。
さらには医療技術の発達に伴いCT検査・MRI検査など更に精密な画像診断を行い外傷や病気の早期発見治療などを行っております。
健康診断や人間ドックなどでも胸部レントゲンや脳のMRI検査・肺がんドックなどで地域の皆さんの健康を支えてまいります。
また近隣の医院からの依頼による検査も行っており地域の医院の先生方とも一緒に皆さんの健康を守ってまいります。
X線撮影(レントゲン撮影)
レントゲン撮影といえば皆さんは健康診断などで胸部のレントゲン写真を一度は撮られたことがあると思います。現在ではさらに高度な精密検査が行われておりますがケガや腹痛などでも最初に行うのがレントゲン検査というのは今でも変わりはありません。
もちろんレントゲン写真も技術が進歩しており昔に比べ少ない放射線被ばくで検査が行われるようになりました。
マンモグラフィ(乳がん検診)
当院でのマンモグラフィ検査はすべて女性技師によって撮影を行います。
乳がん検診のために乳房を撮影するための専用のレントゲン機器です。
皆さんがご自分で自己触診してもわからないような小さな乳がんや形のはっきりしないものなどもマンモグラフィで発見することが出来ます。
乳がんは発症する年齢が早く(35歳位~)ガンの中でも早期に発見することが重要なガンです。定期的な乳がん検診と時々自己触診にてセルフチェックを行ってください。
X線CT検査
CTとはX線を利用し身体のさまざま部位の断面像を撮影します。
当院では64列マルチスライスCTが導入されており検査時間も短く3次元画像や色々な断面画像が撮影可能です。
また造影剤という血管や臓器の状態を更に解りやすくする薬を使用することによって病気の早期発見に役立っております。
MRI検査
磁力の力を利用して画像を得る装置です。(放射線を使用しません。)
当院では、2017年9月と2022年12月に1.5T(テスラ)MRI装置を導入しており、2台で稼働しております。
従来の装置に比べ、より鮮明な画像を提供することで、診断能力が向上し、所見や病状にあわせた撮影が可能となります。
また、従来より検査空間スペースが確保され、機械音も静かになり、皆さまにより快適に検査を受けて頂けます。
主な検査としては、脳の状態(脳梗塞、脳腫瘍、脳動脈瘤等)、脊椎(髄)の状態(椎間板ヘルニア等)、骨折や膝の状態(半月版損傷、靭帯損傷等)の検査には最適です。
X線TV装置
皆さんの中にもバリウムを飲んで胃がん健診を受けた方がいらっしゃると思います。
X線TV装置では健診によるバリウム胃がん健診や骨折したときの骨の整復や内視鏡と組み合わせた検査・治療を行っております。
また、当院ではTV装置で血管造影(DSA)が行えますので血管内の病気の治療もX線TV装置で行っております。
骨密度測定装置
骨粗鬆症の診断に用いられます。
骨粗鬆症とは閉経後の女性に多く見られる骨の密度が減り骨は非常に弱くなっていく病気です。少しずつ進行していく病気ですので骨折して初めて症状に気づく方もいらっしゃいます。
骨粗鬆症は、大腿骨・骨盤・脊椎骨折の要因の一つであり、骨折により寝たきり・生活の質の低下につながります。
放射線科での検査を受けられる方へ
現在妊娠をされている方または妊娠の可能性がある方は、検査前にスタッフに御相談ください。
検査内容や、被ばくについてなどご不明な点などありましたら、お気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい。
造影剤を使用した検査などでは問診や承諾書をお取りする場合がございます。
検査によってはお食事の制限をさせていただく場合がございます。
診療担当医
小池 直義
(日本医学放射線学会認定 放射線科専門医/日本放射線腫瘍学会認定 放射線治療専門医/日本がん治療認定医機構 がん治療認定医/がんに携わる医師に対する緩和ケア研修会修了/日本医師会認定産業医/日本癌学会/日本脳腫瘍学会/臨床研修指導医)