平成30年度 甲賀病院 病院指標
平成29年度病院指標はこちら。
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | - | 15 | 17 | 78 | 103 | 233 | 437 | 709 | 383 |
退院した患者の総数を、入院時の年齢により10歳ごとの区分で集計しました。
80歳代が最も多く、70歳以上の患者が77.40%なっています。
当院は、急性期医療の後方施設(回復期リハビリテーション病棟や介護保健施設等)を備えているため、ご高齢の患者が多くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
◆消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 60 | 43.37 | 20.92 | 1.67 | 85.03 | |
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし | 35 | 25.66 | 12.58 | 0 | 83 | |
060040xx99x8xx | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 8あり | 24 | 2.29 | 4.56 | 0 | 63.75 | |
060040xx99x60x | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 定義副傷病 なし | 23 | 2.39 | 4.33 | 0 | 64.83 | |
060035xx99x50x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし | 22 | 2.09 | 4.27 | 0 | 62.18 | |
多疾病を併存している高齢者が多く、1番目は、誤嚥性肺炎、2番目は尿路感染症となっています。
3、4、5番目は、大腸がんに対する化学療法となっています。
◆内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 46 | 65.41 | 20.92 | 0 | 86.59 | |
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし | 22 | 36.55 | 12.58 | 4.55 | 86.55 | |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 16 | 38 | 17.66 | 6.25 | 89.56 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 10 | 44.8 | 9.12 | 0 | 83.9 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 7.28 | - | - | |
高齢者が多いため、1番目:誤嚥性肺炎、2番目:尿路感染症、3番目:心不全の順になっています。
◆循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 44 | 4.27 | 3.01 | 2.27 | 72.55 | |
050050xx02000x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 32 | 23.47 | 4.47 | 0 | 76.97 | |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 16 | 45.25 | 17.66 | 6.25 | 87 | |
050070xx99000x | 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 7.54 | - | - | |
050050xx99200x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 3.15 | - | - | |
1,2,3番目は狭心症、心不全の検査や治療となっています。
カテーテル検査・治療のみの場合、通常の入院期間は3-4日間です。高齢者が多いことから様々な疾患の合併が多く、他科とも協力し治療にあたっています。
また急性心筋期梗塞等の救急患者の受け入れも行っており、緊急カテーテル治療やペースメーカー植え込み手術、不整脈に対するアブレーション治療なども行っています。
◆整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 28 | 71.21 | 26.3 | 17.86 | 83.11 | |
160690xx99xx0x | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病 なし | 23 | 51.22 | 19.61 | 0 | 80.78 | |
160690xx02xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 経皮的椎体形成術 | 14 | 28.14 | 18.66 | 0 | 78.14 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 11 | 56.09 | 24.26 | 0 | 79.55 | |
070343xx01x0xx | 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし | - | - | 19.32 | - | - | |
高齢者に多い、大腿部・股関節部骨折に対して人工骨頭を挿入する手術が最も多くなっています。
2、3番目は、胸椎・腰椎骨折で、脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定)や経皮的椎体形成術を行っています。
◆外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1 なし | 22 | 29.82 | 12.51 | 0 | 79.55 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 20 | 5.15 | 4.96 | 5 | 63.95 | |
060335xx02000x | 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 10 | 7.9 | 7.3 | 0 | 63.7 | |
060150xx02xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 | - | - | 9.94 | - | - | |
080250xx9701xx | 褥瘡潰瘍 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 あり | - | - | 46.13 | - | - | |
1番目の閉塞性動脈硬化症では、壊疽や潰瘍をともなう重症虚血肢の患者が多く、感染の合併もみられることから、下肢蜂巣炎の入院患者が多くなります。
静脈うっ滞やリンパ浮腫の患者は、潰瘍や陥入爪、足白癬などから下肢蜂巣炎を発症しやすく難治性のため、入院加療の必要なことが多くなります。
2番目の鼠径ヘルニアは、下肢の付け根の部分である鼠径部の腹壁が脆弱となって腹部内臓が脱出する病気です。外科手術のみが有効な治療法です。
当院ではメッシュという人工物で腹壁を補強する手術を主に行っており、近年では腹腔鏡下手術を多く施行しています。
3番目の胆嚢炎は抗生物質投与により炎症を制御する治療が主体ですが、炎症が高度である場合には緊急で手術治療となります。
手術による侵襲をできるだけ小さくするために腹腔鏡下手術を標準治療としています。胆石性胆のう炎に対する治療のための入院となっています。
◆腎臓内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし | 17 | 32.76 | 12.58 | 5.88 | 81.41 | |
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 20.92 | - | - | |
0400801499x001 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア1 | - | - | 13.46 | - | - | |
160650xx99x0xx | コンパートメント症候群 手術なし 手術・処置等2 なし | - | - | 23.86 | - | - | |
060340xx99x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 9.81 | - | - | |
慢性腎臓病患者をフォローしていますが、他疾病を伴う高齢者が多く、1番目:尿路感染症、2番目:誤嚥性肺炎となっています。
また、他院からの廃用症候群に対するリハビリ目的の患者が多いため、3番目に廃用症候群となっています。
◆麻酔科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 在院日数(自院) |
平均 在院日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160690xx97xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) その他の手術あり | - | - | 26.25 | - | - | |
160690xx99xx0x | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病 なし | - | - | 19.61 | - | - | |
160650xx99x0xx | コンパートメント症候群 手術なし 手術・処置等2 なし | - | - | 23.86 | - | - | |
160990xx99x0xx | 多部位外傷 手術なし 手術・処置等2 なし | - | - | 17.26 | - | - | |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 17.66 | - | - |
1、2、3番目とも、胸腰椎圧迫骨折等に対する痛みに対する治療のための入院となっています。
◆脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 在院日数(自院) |
平均 在院日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 18.72 | - | - | |
010061xxxxx0xx | 一過性脳虚血発作 手術・処置等2 なし | - | - | 6.24 | - | - | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 7.28 | - | - | |
010060x0990401 | 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | - | - | 16.75 | - | - | |
010060x2990421 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 2あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | - | - | 30.75 | - | - |
1番目:慢性硬膜下血腫、2番目:てんかん発作、3番目:一過性脳虚血発作となっています。4、5番目:脳梗塞の順となっています。
◆眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 在院日数(自院) |
平均 在院日数(全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | - | - | 2.84 | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
平成31年1月より、非常勤医師による白内障の手術を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | - | - | - | - | - | 1 | 8,7,6 | |
大腸癌 | 17 | - | 12 | 37 | - | 49 | 1 | 8,7 |
乳癌 | - | 1 | - | |||||
肺癌 | - | - | - | 1 | 8 | |||
肝癌 | - | - | 15 | 1 | 8,7 |
※1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院は、消化器専門医3名と外科常勤医3名による、消化器科のがんに対する手術や抗がん剤治療が行われています。
10症例未満は―と表記しています。
【初発の5大癌のUICC病期分類ならびに再発患者数の説明】
5大癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)が集計の対象となります。
「初発」⇒自施設において当該腫瘍の診断、診断と初回治療、初回治療を実施した場合です。(他施設での治療経過後も含みます。)
「再発」⇒自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療がん寛解後に、局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合です。
UICC病期分類⇒がんがどのくらい進行しているかを表しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 69 | 43.8 | 86 |
重症 | - | - | - |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
【集計条件】
日本呼吸器学会による「成人市中肺炎ガイドライン」の重症度分類(A-DROPスコア)を用いた統計です。
《A-DROPスコア》
1. 男性70歳以上,女性75歳以上
2. BUN 21mg/dL以上または脱水あり
3. SpO2 90%以下(PaO2 60Torr以下)
4. 意識障害
5. 血圧(収縮期)90mmH以下
【解説】
成人市中肺炎とは、20歳以上の在宅で普通に社会生活を送っている人が発症する肺炎です。
当院では、中等度の患者が最も多く、平均年齢も80歳以上となっています。ご高齢の患者さんは、重症化するケースが多いため、早期治療に努めています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 36 | 81.56 | 85.53 | 6.25 |
その他 | 28 | 175.96 | 75.68 | 1.56 |
当院では、充実したリハビリテーションで在宅復帰を目指しているため、平均在院日数が長めになっています。
また、発症後4日以降の患者については、他院からのリハビリ目的の転院患者を多く受け入れているため、平均在院日数も長くになっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
◆消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | 22 | 15.05 | 72.59 | 9.09 | 80.95 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 16 | 5.25 | 20.56 | 0 | 82.31 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 14 | 2.57 | 10.36 | 0 | 66.43 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) | - | - | - | - | - | |
K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | - | - | - | - | - | |
当院では、高齢者が多いため、胃瘻造設術が最も多くなっています。
また、3名の消化器専門医による内視鏡による治療を行っており、消化管出血等の救急医療にも対応しています。
更に、予防医療にも重点を置き、がんの早期発見・早期治療に努めています。
◆整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 24 | 11.04 | 64.46 | 8.33 | 82.38 | |
K0821 | 人工関節置換術(膝) 等 | 22 | 3.55 | 50.32 | 0 | 75.45 | |
K0732 | 経皮的椎体形成術 | 15 | 6 | 24.27 | 0 | 78.07 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 12 | 2.92 | 57.17 | 25 | 82.92 | |
K1422 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) | - | - | - | - | - |
1、4番目は、大腿頸部骨折等外傷に対する手術です。
2番目は、膝、股等の変形に対して、QOL、ADLの改善のための人工関節置換術です。
3番目は、椎体骨折(圧迫骨折)に対する経皮的椎体形成術(BKP)をすることで、早期離床を促しています。
5番目は、腰椎脊柱管狭窄症等に対して手術を行っています。
◆外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 18 | 0.33 | 3.83 | 5.56 | 64.44 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 10 | 4.5 | 6.5 | 0 | 64.4 | |
K0842 | 四肢切断術(大腿) 等 | - | - | - | - | - | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | - | - | - | - | - | |
K7161 | 小腸切除術(悪性腫瘍手術以外の切除術) | - | - | - | - | - |
1番目の鼠経ヘルニア手術は、リヒテンシュタイン法、メッシュプラグ法などの前方アプローチ、もしくは腹腔鏡下手術も病状や患者さんの状態に合わせて行っています。
2番目の腹腔鏡下胆嚢摘出術は、胆嚢摘出術の標準治療としており、胆嚢結石症、胆嚢ポリープ、発症早期の胆嚢炎などを適応としています。
3番目の虫垂切除術は、腹腔鏡下手術を第1選択としていますが、腹膜炎の状態や患者さんの容態に合わせて開腹手術も柔軟に対応しています。
4番目の腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術は、当院では内視鏡外科学会による技術認定医が常勤しており、結腸悪性腫瘍に対する第1選択の術式としています。
5番目の腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術)は、当院では内視鏡外科学会による技術認定医が常勤しており、直腸腸悪性腫瘍に対する第1選択の術式としています。
低位前方切除術はもとより超低位前方切除術、直腸括約筋間切除術、直腸切断術も行います。また腹腔鏡下骨盤内側方リンパ節郭清術も行っております。
◆循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 29 | 5.66 | 19.97 | 0 | 77.28 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | - | - | - | - | - | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | - | - | - | - | - | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) | - | - | - | - | - | |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | - | - | - | - | - |
1.4.5番目は急性心筋梗塞や狭心症に対する、カテーテル治療(経皮的冠動脈インターベンション)です。
2番目は下肢などの血管が狭窄、閉塞する閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療です。
3番目は徐脈性不整脈に対するペースメーカー植え込み術です。当院では造影剤減量と被ばく低減が可能となるバイプレーン血管造影装置を導入し、患者様の負担の軽減に努めています。
◆内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | 16 | 21.06 | 245.63 | 6.25 | 81.38 | |
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | ||||||
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | > | |||||
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | - | - | - | - | - | |
K725 | 腸瘻造設術 | - | - | - | - | - | |
高齢化社会に伴い、経口摂取困難の患者に対する胃瘻造設術が1番目、2番目に中心静脈栄養のためのポート造設(カテーテル設置)となっています。
◆腎臓内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K610-3 | 内シャント設置術 | - | - | - | - | - | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む | - | - | - | - | - | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | - | - | - | - | - | |
K0631 | 関節脱臼観血的整復術(股) | - | - | - | - | - | |
K616-4 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | - | - | - | - | - |
1番目は、人工透析を行うためのシャント設置術です。長期間透析を行っていると、シャント閉塞を起こす場合があります。その際に3番目の経皮的シャント拡張術・血栓除去術に行います。
◆麻酔科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K042 | 骨穿孔術 | - | - | - | - | - | |
K188-2 | 硬膜外腔癒着剥離術 | - | - | - | - | - | |
K681 | 胆嚢外瘻造設術 | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
1、3番目は、腰椎圧迫骨折に対する治療です。骨穿孔術は、骨に孔を開け骨内の血流状態を変えて痛みを取る治療法です。
◆眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
非常勤医師による白内障の手術を平成31年1月から行っています。
◆脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | - | - | - | - | - | |
K1491 | 減圧開頭術(キアリ奇形、脊髄空洞症) | - | - | - | - | - | |
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
2番目は、脳出血に対する手術です。平成31年1月より、脳神経外科常勤医による手術が可能となっています。
【その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)】ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
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130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - |
播種性血管内凝固症候群(DIC)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症において、入院時からの病態(入院契機と同一)と入院後に発症した場合(入院契機と異なる)に分けて集計しています。
手術・処置等の合併症では、画像診断で使用する造影剤によるアレルギー等が含まれます。当院では、年間10症例以上の発症はなく、公表していません。
平成29年度病院指標はこちら。
◎更新履歴(令和元年9月24日)