High Care Unit(ハイケアユニット)
当院はここ数年、地域の急性期医療へのさらなる貢献のため、医師数の増加・診療科数の増加を図ってきました。また救急診療の強化も行っており、2018年4月より二次救急医療機関に指定され、救急車搬送数や救急外来受診者数も増加傾向にあります。この結果手術数及び重症患者数が増加してきており、これまで術後の患者さまや、重症の患者さまは、一般急性期病棟の個室で対応しておりましたが、より安全に、より高度な医療・看護を提供するため、HCUを開設することにいたしました。HCUとはHigh Care Unit(ハイケアユニット)の略であり、重症の患者さまの救命・治療に努める病棟のことを言います。A3病棟にHCU 5床を開設いたしました。
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具体的には、心筋梗塞や心不全などの循環器疾患、肺炎・COPD(慢性閉塞性肺疾患)・呼吸不全などの呼吸器疾患、血液透析を必要とするような腎臓疾患、消化管出血などの消化器疾患をはじめとして、敗血症、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)、DIC(播種性血管内凝固症候群)、ショック、重篤な代謝障害(肝不全・重症糖尿病など)、心肺停止蘇生後などの重症病態に対して、各科の垣根を越えて、患者さまの救命とその後の社会復帰に全力をあげて取り組みます。また装備面では、呼吸心拍モニターや人工呼吸器、血液浄化装置、補助循環装置、除細動器なども充実しており、より安全・安心な医療が提供できます。HCUは一般病棟(10対1)に比べ、手厚い看護体制(4対1)になっており、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学・作業・言語療法士、事務員がチームとなり、患者さまの回復にむけ、日々カンファレンスを行い、多方面から全人的に患者さまを支える体制を整えております。
私たちは、地域の方々により健康な生活を送っていただけるように、コミュニティーホスピタル甲賀病院に受診して良かったと言っていただけるように、あらゆる努力を行っていきます。笑顔でHCUを退室されるその日まで、病気とたたかう患者さまのそばに常に寄り添い、ともにたたかい、かなしみ・喜びを分かち合うことのできる医療をめざします。
一般急性期病棟
A3病棟
循環器内科・呼吸器外科を主科に対応し、入院患者様と手術患者様への看護を主に行っています。急性期病棟の特性を踏まえ、日々、状態が変化していく患者様を看護する毎日にやりがいを感じる職場です。また、HCUでは一般病棟と比べ、高度医療を提供するため、患者様が回復するよう、日々高度な看護提供を実施しています。
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対応する診療科 |
循環器内科・呼吸器外科 |
病床数 |
45床(うちHCU4床) |
日勤体制 |
看護師8~10名(HCU 看護師2~3名) 看護補助者3~4名 |
夜勤体制 |
看護師2名(HCU看護師1名) |
看護基準 |
7 : 1(HCU4:1) |
看護体制 |
PNS |
A4病棟
整形外科の手術患者様の看護を中心に、手術前からのリハビリ、術後早期からのリハビリを、回復期リハビリテーション病棟と連携を密にして行っています。手術件数も年々増加しており、情報収集をもとにカンファレンスも早期に計画するようにしております。
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対応する診療科 |
整形外科 |
病床数 |
45床 |
日勤体制 |
看護師9~11名、看護補助者2名 |
夜勤体制 |
看護師2名 |
B4病棟
令和3年10月に回復期病棟より急性期病棟に転換しました。消化器内科・脳神経外科の患者様を主科に対応し、一次脳卒中センターも開設しました。
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対応する診療科 |
消化器内科・脳神経外科・神経内科・麻酔科 |
病床数 |
54床 |
日勤体制 |
看護師7~10名、看護補助者2名 |
夜勤体制 |
看護師2名 |
地域包括医療病棟
B2病棟
令和6年9月より、急性期病棟より地域包括医療病棟に転換しました。
血液内科・消化器内科・泌尿器科・腫瘍内科・ペインクリニック内科・救急科の混合病棟で、様々な疾患に対応できるよう研修も行っており、入院ケアや排尿自立支援にも力を入れております。
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対応する診療科 |
血液内科・消化器内科・泌尿器科・腫瘍内科 ペインクリニック内科・救急科 |
病床数 |
51床 |
日勤体制 |
看護師8~10名、看護補助者2名 |
夜勤体制 |
看護師2名 |
B3病棟
令和6年9月より、急性期病棟より地域包括医療病棟に転換しました。
主科の様々な疾患に対応するとともに、患者様の多数は高齢者のため、生活環境を整えることにも注力しております。
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対応する診療科 |
内科・消化器内科・消化器外科・眼科 |
病床数 |
54床 |
日勤体制 |
看護師7~10名、看護補助者2名 |
夜勤体制 |
看護師2名 |
地域包括ケア病棟
D2病棟
急性期の治療が終了した患者様で、経過観察が必要な方、在宅での療養準備が必要な方を中心に、在宅や介護施設への復帰に向けた医療や支援を行う病棟です。リハビリや栄養指導、医療ソーシャルワーカーやケアマネージャーといった多職種で連携を取りながら活動しています。
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病床数 |
30床 |
日勤体制 |
看護師4~5名、看護補助者2名 |
夜勤体制 |
看護師2名 |
看護基準 |
13 : 1 |
看護体制 |
PNS・プライマリーナーシング |
回復期リハビリテーション病棟
F3病棟
回復期リハビリ病棟3の加算病棟で、脳血管疾患・整形外科疾患・廃用症候群の方を主に受け入れ、在宅復帰へ向けた取り組みを、家族とご本人を交えて行っております。
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病床数 |
50床 |
日勤体制 |
看護師6~8名、看護補助者4~6名 |
夜勤体制 |
看護師1名、看護補助者2名 |
F4病棟
患者様の年齢層は比較的高く、高齢の方が多くいらっしゃいますが、ほとんどの方はコミュニケーションがとれるため、とても明るい職場になっています。リハビリスタッフと協力しながら患者様の自立を目指し、在宅復帰への支援を日々行っています。
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病床数 |
50床 |
日勤体制 |
看護師6~8名、看護補助者4~6名 |
夜勤体制 |
看護師1名、看護補助者2名 |
外来
外来看護師は、各科でスムーズな診察を推進できるよう、各医師と連携をして外来診療のサポートをしています。また診療科拡大・高度な処置などにも対応できるよう、複数の部署にて勤務することでスキルアップも目指しています。
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対応する診療科 |
内科、消化器内科、循環器内科、血液内科、呼吸器内科、腎臓内科、糖尿病内科、ペインクリニック内科、神経内科、腫瘍内科、外科、消化器外科、脳神経外科、呼吸器外科、乳腺外科、整形外科、リウマチ科、泌尿器科、形成外科、血管外科、救急科、精神科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科(日本麻酔科学会認定専門医 木村怜史)、リハビリテーション科、病理診断科 |
日勤体制 |
看護職15~16名、看護補助者8名、救命士6~7名 |
夜勤体制 |
看護職1名、救命士2名 |