私たちは、ひとりひとりの健康と尊厳を守る、地域のための病院(コミュニティーホスピタル)をめざします。

Subject診療科目

外科・消化器外科・肛門科Surgery / Gastrointestinal Surgery / Anus surgery

診療時間

【消化器外科/ヘルニア外来/胆石外来】

診療時間
消化器外科/ヘルニア外来/胆石外来 9:00~11:30 藤本(剛) 白井 松本(哲) 齋藤 ※12/5 休診(代診:白井) 交代制
13:30~17:00

ヘルニア外来の詳細につきましては、こちらよりご確認下さい。

胆石外来の詳細につきましては、こちらよりご確認下さい。

診療科案内

急性期医療施設として緊急手術や悪性疾患に対する外科治療を行っています。腹腔鏡下手術は、胃癌や大腸癌といった悪性腫瘍のほか、虫垂炎や胆嚢炎、鼠径ヘルニアに対する手術も行っています。高齢の患者さんが多く、単に外科手術を行うのではなく、術後のリハビリやケアについても個々のケースに合わせたきめ細かい診療を行うよう心がけています。

外来では

一般的な外傷(すり傷、きり傷)、化膿したおでき、ひょうそう、軽いやけど、いぼ痔などの治療を行なっております。その他、手術前の検査や、当院又は他院で手術を受けられた方の経過観察も行っております。(他院で治療を受けられた方は紹介状をお持ちください。)

担当医

  • 松本 哲平
    (日本外科学会認定 外科専門医/日本消化器外科学会認定 消化器外科専門医・消化器がん外科治療認定医ほか)
  • 藤本 剛士
    (日本外科学会認定 外科専門医/日本消化器外科学会認定 消化器外科専門医・消化器がん外科治療認定医ほか)
  • 白井 順也
    (日本外科学会認定 外科専門医・指導医/日本消化器外科学会認定 消化器外科専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医ほか)
  • 齋藤 健太郎
    (日本外科学会認定 外科専門医/日本消化器外科学会認定 消化器外科専門医・消化器がん外科治療認定医ほか)

主な対象疾患

・食道がん ・胃がん ・結腸がん ・直腸がん 肛門管がん ・消化管間葉系腫瘍(GIST)
・胃食道静脈瘤 ・潰瘍性大腸炎 ・クローン病 ・原発性肝細胞がん ・肝内胆管細胞がん
・転移性肝がん ・肝門部胆管がん ・中部胆管がん ・膵内胆管がん ・胆嚢がん ・十二指腸乳頭部がん
・膵臓がん ・嚢胞性膵腫瘍 ・慢性膵炎 ・肝内結石症 ・総胆管結石症・胆嚢結石症
・鼠径ヘルニア ・大腿ヘルニア ・痔核 ・痔瘻 ・肛門周囲膿瘍

【腹部救急疾患】
・虫垂炎 ・胆嚢炎 ・腸閉塞 ・憩室炎 ・膵炎 ・その他の原因による腹膜炎

入院では

消化器悪性疾患:胃癌、結腸癌(大腸癌)、直腸癌、消化管間質腫瘍(ジスト・昔の平滑筋肉腫)
消化器良性疾患:腸閉塞、憩室炎、虫垂炎(盲腸炎)、腹膜炎、胆石性胆嚢炎(胆石症)
体表疾患(いわゆる脱腸):鼠径ヘルニア、(手術後の)腹壁瘢痕ヘルニア、臍ヘルニア
肛門疾患:内痔核、外痔核、脱肛、裂肛、痔瘻、肛門周囲膿瘍、肛門狭窄、直腸脱
などの手術を行っております。

現在消化器の手術は大別して、開腹手術と腹腔鏡手術に分けられます。腹腔鏡手術はお腹に穴を開けて行う手術なので、傷が小さく、術後の回復が早いなどの利点がありますが、技術を必要とする術式です。当院では消化器内科と、開腹手術、腹腔鏡手術の適応を十分検討のうえ、より危険性の少ない安全な手術を提供することを目指しております。その1つに、2014年に腹腔鏡用モニターテレビにデジタルハイビジョンを導入し、より繊細な画像のもと、安心して手術が行えるように致しました。

また手術後の抗癌剤治療も消化器内科の総合内科専門医、甲賀啓介院長と情報を共有しながら、必要且つ十分で、最新の治療を行っております。

誰もが受診することに気後れする肛門疾患に対しては、患者様のご希望にできる限り沿えるように、外来手術も含めて、相談しながら治療を進めて参ります。特に内痔核に対する四段階注射療法(ALTA療法)による根治術(いわゆる注射で治すいぼ痔治療)は専門医により2014年より開始しております。

手術に際しましては、全身麻酔や腰椎麻酔に加え、患者さんの痛みを少しでも和らげるため、無痛分娩等にも用いられる硬膜外麻酔を併用し、術後の痛みの軽減を図っております。併用できない方には、他の方法で持続的に痛み止めを使用する場合もございます。

治療、入院、手術等に関しましては、できる限りご要望をお聞かせいただいておりますが、患者さんの快適性や、何よりも安全性を考えた場合、ご要望通りにはお受けできない場合もございます。

手術実績(2023年度)

術式 件数
胃局所切除術 1
胃切除術(悪性腫瘍手術) 2
腹腔鏡下胃局所切除術(内視鏡処置を併施) 2
腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 3
腹腔鏡下胃、十二指腸潰瘍穿孔縫合術 1
腹腔鏡下胃腸吻合術 1
小腸切除術(その他) 5
腹腔鏡下小腸切除術(その他のもの) 3
結腸切除術(結腸半側切除・小範囲切除・全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 8
腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 16
腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 5
腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術・切断術) 3
腸管癒着症手術 3
腹腔鏡下腸管癒着剥離術 4
急性汎発性腹膜炎手術 3
腹腔鏡下虫垂切除術 19
ヘルニア手術(腹壁瘢痕ヘルニア) 1
腹腔鏡下ヘルニア手術(腹壁瘢痕ヘルニア) 1
ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 14
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 37
閉鎖孔ヘルニア手術 2
臍ヘルニア 3
胆嚢摘出術 2
腹腔鏡下胆嚢摘出術 37
腹腔鏡下試験開腹術 6
腹腔鏡下直腸脱手術 2
直腸脱手術(経会陰)(腸管切除を伴わない) 1
腹腔鏡下尿膜管摘出術 3
人工肛門造設術 4
気管切開術 4
痔核手術 11
痔瘻根治手術 3
肛門良性腫瘍切除術 5
中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 7
その他 82
合計 303

NCD登録について

当院の外科、血管外科は National Clinical Database(NCD)への手術症例登録に参加しています。

これは、医療の現状把握と、質の改善を継続的に行うために、日本全国で行われています。名前は登録されず、秘匿化された ID で登録されるので、個人が特定できる事はありません。尚、登録を拒否される場合でも患者さんに不利益が生じる事は一切なく、登録者と同様に治療が行われます。手術症例登録に際し、公示することが義務付けられていますので、お知らせ致します。

※詳しくはNCDのホームページをご覧ください。