「手洗い」と「うがい」
かぜ・感染性胃腸炎を予防しましょう!
今年もまた寒い季節がやってきました。空気が乾燥した寒い季節は、体調を崩しやすく、かぜや感染性胃腸炎に罹りやすい時期です。この時期のかぜや感染性胃腸炎の多くがウイルスによって引き起こされます。普段から予防を心がけて、健康で過ごせるようにしましょう。
<予防法その1> 規則正しい食事・休息
寝不足や過労、栄養不足、生活リズムの乱れは体の免疫力・抵抗力を落としてしまいます。食事・睡眠・仕事といった毎日の生活リズムをなるべく規則正しく守ることが、かぜや感染性胃腸炎の予防につながります。
<予防法その2> うがい・マスク着用
「ガラガラ、ペッ」でおなじみのうがいですが、平成17年末に「水うがいには、かぜの発症を4割抑える効果がある」と、京都大学保健管理センターから発表されました。積極的にうがいをすることで、かぜや感染性胃腸炎の予防をしましょう。
次のような時には、ぜひうがいをして下さい。
- 家へ帰ったとき。
- 外で遊んだ後や人混みの中へ行った後
- 掃除の後
普段は水道水でうがいしていただいて結構です。
体調が良くない時や医師からうがい薬が処方された時などはうがい薬を使いましょう。
○うがいの仕方
- 口に水を含んで、強めにブクブクして吐き出す。
- 口に水を含んで、上を向き15秒くらい、のどの奥までガラガラして吐き出す。
- もう一度②を繰り返す。
★咳やくしゃみが出る時や人ごみに出るときには、清潔なマスクを着用しましょう。
<予防法その3> 手洗い
私たちの手には、たくさんのウイルスや細菌が付着しています。
かぜや感染性胃腸炎の原因ウイルスは手や指を介して口や鼻へ入ってゆくことが知られています。積極的に手洗いをして、かぜや感染性胃腸炎を予防しましょう。
次のような時には、手を洗いましょう。
- 家へ帰ったとき
- トイレの後
- 食事の前
- おむつや嘔吐物など不潔な物を処理した後
正しい手の洗い方
①水で軽く洗います |
②薬用石鹸を手に取ります |
③手のひらを合わせて擦る |
④手の甲を伸ばすように擦る |
⑤指先、爪の間をよく擦る |
⑥指の間も十分に擦る |
⑦親指をねじり洗いする |
⑧手首も忘れずに洗う |
⑨流水でよくすすぎます |
正しい手の洗い方(エタノールゲル擦式消毒剤)
また病室訪問時など、より手指を清潔にしたい場合には、エタノールゲル擦式消毒剤を使用しましょう。